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電炉(電気炉)とは

電炉の概要

電炉(でんろ)は、電気を利用して鉄を溶かし、新たな形状や材料へと変える装置です。
古鉄やスクラップを再利用することができるため、世界情勢に大きく左右される事なく資源を効率的に活用するリサイクルの重要な技術として注目されています。

電炉のイメージ画像

高炉と電炉の違い

日本の産業部門における二酸化炭素(CO2)排出量の約4割を占めるのが鉄鋼業界です。
現在、日本で生産される鉄の多くは「高炉」という方法で製造されています。
この製法では、鉄鉱石と石炭を原料としたコークスを炉に投入し、高温の熱風を送り込むことで鉄を作り出します。
ただし、この過程では多量の二酸化炭素が排出されるという課題があります。

一方で注目されているのが「電炉」を活用した製鉄方法です。
電炉では、ビル建物や自動車・船舶・鉄道車両・家電製品の解体・廃棄から発生する鉄スクラップを原料とし、電極による熱で溶かして鉄を再生します。
この方法は、高炉と比べて二酸化炭素の排出量を大幅に抑えられる可能性があるとして、注目を集めています。

電炉の仕組み、副資材の重要性

1

主原料を集める

主原料は鉄スクラップ。国内の建物・橋梁・鉄道・自動車・家電製品などの廃材から発生するスクラップ(鉄くず)を原料にします。

主原料を集める
2

溶かして再利用

電極と鉄スクラップの間に電流を発生させ、その熱でスクラップを溶かして新たな鉄製品にリサイクルします。

溶かして再利用
3

副資材・耐火物の重要性

スクラップを溶かす際に発生する不純物除去に不可欠な生石灰、目的の鋼に調整する合金鉄等、電気炉設備を溶鋼から守る耐火物などがあります。

副資材・耐火物の重要性

電炉が担う役割

環境への配慮

鉄スクラップを再利用することで、限りある資源を有効に活用し、廃棄物の削減と地球環境への負担軽減を実現します。リサイクル技術の中核を担い、より持続可能な社会の構築に繋がっていきます。

業界の基盤

電炉は製鋼業界における効率化を促進し、安定的な鉄の供給を可能にしています。この技術は、経済活動の支えであると同時に、経済と社会の安定を実現する重要な役割を果たしています。

副資材を扱う末広商事

電炉が最大限の効果を発揮するには、
副資材の安定供給が欠かせません

耐火物や添加材といった副資材は、鉄の品質を高め、生産効率を向上させる上で欠かせない役割を担っています。
電炉がその能力を最大限に発揮するためには、これら副資材の安定供給が重要です。
この安定供給こそが、電炉の安定稼働を支える鍵となります。
末広商事株式会社は、90年にわたる経験と実績を基盤に、品質と信頼性を兼ね備えた副資材を安定的に供給し、製鋼業界の発展を支えるため日々取り組んでいます。

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